魅惑のオークスター(暫定版)
ある日の某掲示板にて・・・
「『オークスター』の表紙って、何ですか??」
「結構すごい表紙でしたよ。」
「マジですか!?」
うーむ、やっぱりMZってマジ凄いぜ!!
ここにある全ての著作物の権利は、(株)日本ソフトバンク及びマジックバス・小林ゆかり氏に帰属します。 それらに対して権利の侵害を訴えられる場合は、至急削除致しますので御一報下さい。
ここでは、「Oh! MZ」誌の1982年6月創刊号から1983年3月号迄の、同誌の表紙がマジックバス・小林ゆかり氏による期間のみのバックナンバーについて紹介してあります。
これらの「Oh! MZ」誌は国会図書館で閲覧が可能らしいので、記事に興味を持った場合はそちらへお願いします。
・・・表題にもある「オークスター」とは、表紙に登場する女性の名。
高貴な血を受け継ぐオークスターは奴隷としてサーカスに売られたりもしたが、やがて全宇宙の旅を始める・・・
6月号 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号 1月号 2月号 3月号
1982年6月創刊号 (定価620円)
■MZ-80K/C
・MZ-80K2を生体解剖
・HOW TO PLAY MZ-80K/C
・絵夢絶登面白玉手箱
■MZ-80B
・MZ-80Bはこうやって使うものだ!
・PASCAL SB-4510入門
・HuGBASIC入門
・MZ-80B実践道場
■PC-1200/1500
・ポケコン PC-1500入門
・ポケコン=パソコン?
■MZの活用
・コンピュータ チェス
・コンピュータ概論
1982年7月号 (定価480円)
■MZ-80K/C
・MZ-80K/C拡張大作戦
・絵夢絶登面白玉手箱
・リスト ブラックジャック
■MZ-80B
・MZ-80Bはこうやって使う
・PASCAL SB-4510入門
・CRTモニタを大きく見るために
・HuGBASIC入門
・リスト ウォークワン
・MZ-80B拡張大作戦
■PC-1200/1500
・パソコンには及ばずとも・・・
・PC-1500入門
■MZの活用
・コンピュータ チェス
・マシン語・魔神語
・SAVE,LOADは短めに
・MZ-2000新登場
1982年8月号 (定価480円)
■ポケコン特集
・どこまで翔ぶのかぽけっとこんぴゅうたあ
・PC-1200ゲーム ブロックくずし/スロットマシーン
・ポケコン バラバラ殺人事件
■MZ-80K/C
・誰でもできる経営ゲーム
・絵夢絶登面白玉手箱
・リスト ブロックくずし
■MZ-80B
・HuGBASIC お絵かき教室
・5インチディスクドライブを80Bに接続
・PASCAL SB-4510入門
・TAPE FILE SEARCHER
・リスト スネーキー
■MZの活用
・マシン語・魔神語
・MZ-1200の解剖
・ロジックテスター
・入出力ポート
・ソフトに鍵をSAVEでLOCK
COVER STORY
危機一髪、突然の宇宙嵐からのがれ、たどりついた氷の惑星グレシア。 宇宙海賊も恐れる流刑地グレシア。 極寒の地に生きる熊のアルクストは、不頼の者とは異なるオークスターの気品にひかれ、後に従う。 不意の侵入者に、氷を破り襲いかかるビヒモス。 疲れ切った体をおこしたオークスターの髪は紅蓮と燃えた。
1982年9月号 (定価480円)
■秋の夜長は製作特集
・MZ-80B/2000対応、拡張I/Oポートの製作
・8チャンネルリレーユニット
・EP-ROMライターをつくる
■MZ-80K/C/1200
・誰でもできる経営ゲーム
・リスト 痛快モグラたたき/分裂ブロックくずし
■MZ-80B/2000
・HuGBASIC 3Dグラフィックス
・FDDの活用
・PASCAL SB-4510入門
・リスト スーパーダイス
■PC-1200/1500
・CRAZY CLIMER
・PC-1500入門
・PC-1211プログラムができるまで
■MZの活用
・マシン語・魔神語
・コンピュータ チェス
COVER STORY
宇宙辺境域の英雄コナンを求め、旅にでたオークスターは、いつしか恋を恋する胸のせつなさを知った。 想い定まれば、あとは行為するのみ。 オークスターは、宇宙最大の年中行事ウラムバーナの日に、NHKから全宇宙にむけ立体中継される、木暮サーカスに応募した。 確率−10^27の難関を突破、晴れの日に備え、リハーサルに余念のないオークスター、胸に去来するコナンの俤。
1982年10月号 (定価480円)
■MZ-80K/C/1200
・SOKA BASIC#1
・絵夢絶登面白玉手箱
・誰でもできる経営ゲーム
■MZ-80B/2000
・MZ-80Bによる漢字表示
・16進データで日本全図を描く
・リスト ビンゴゲーム/在庫管理
・MZ-2000総天然色画面
■PC-1200/1500
・PC-1500すぐに使えるプログラム
・PC-1500入門
・PC-1500お絵かき
・PC-1211 F1レース
■MZの活用
・パーセプトロン入門
・マシン語・魔神語
・コンピュータ チェス
COVER STORY
はげしいトレーニングを重ねサーカスのアイドルとなったオークスターは、公演の合間をぬい郊外へお月見としゃれこんだ、植生菌類の林からみる月は静かだった。
奴隷として売られる以前、幼き日に母と一緒にあおいだ月を思いだしていた。 その月は、故郷テラの重力変調により破壊され醜くブヨブヨとなっていたがそれでもオークスターにとっては懐かしい月だった。 今みる月はさやかに輝き、恋しいコナンの志そのものに思えた。 いつしか蛍リスが寄ってきてオークスターに好物の栗をせがみはじめた。
1982年11月号 (定価480円)
■MZ-80K/C/1200
・MZの思考回路を探る
・絵夢絶登面白玉手箱
・モニタ切り替えボードの製作
・リスト クレージーダンゴ
■MZ-80B/2000
・FDDの活用(DOS)
・80Bがコンパチボードで2000に変身
・MZ-2000カラーBASIC速報
・PASCAL SB-4510入門
・シンセサイザーユニットを作ろう
・リスト バックギャモン
■PC-1200/1500
・PC-1211 象を追い込む/ポケットメモ/プログラムができるまで
・PC-1500入門
・すぐに使えるプログラム
■MZの活用
・マシン語・魔神語
・コンピュータ チェス
1982年12月号 (定価480円)
■クリスマス特集
・PSG-CONTROLER
・クルシミマス・ツリー(MZ-2000)
■MZ-80K/C/1200
・MZ-1200/80K/Cについてあれこれ
・MZで平がなをプリントする
・8ビット8チャンネルA/Dユニットの製作
・絵夢絶登面白玉手箱
・解析モニタSP-1002
■MZ-80B/2000
・PASCAL SB-4510入門
・FDDの活用
・正しい暴走のさせ方
・リスト パラシュート降下部隊
■PC-1500/1200
・すぐに使えるプログラム
・PC-1500入門
・プログラムができるまで
■MZの活用
・コンピュータマージャン必勝作戦
・マシン語・魔神語
1982年1月号 (定価480円)
■ニューマシン特集
・X1・MZ-700・MZ-3500・PC-1251
■MZ-80K/C/1200
・データプロセスシステム
・人生ゲーム風スゴロク
・解析モニタSP-1002
■MZ-80B/2000
・PASCAL SB-4510入門
・BASICからQUICK CHANGE
・リスト 医は算術なり
■PC-1500/1200
・すぐ使えるプログラム
・PC-1500入門
・扶養手当計算
■MZの活用
・コンピュータ チェス
・シミュレーションゲーム
・ローカルネットワーク入門
・絵夢絶登面白玉手箱
・コンピュータマージャン必勝作戦
・MZ用FDD
・マシン語・魔神語
1982年2月号 (定価480円)
■OS特集
・最新CP/M情報 C-DOS S-DOM H-DOS OS-9
■MZ-80K/C/1200/700
・データプロセスシステム
・リスト バックギャモン
・Hu-BASIC講座
・MZにスクリーンコピー機能を
■MZ-80B/2000
・絵夢絶登面白玉手箱
■PC-1500/1200
・スクランブルゲーム
・すぐ使えるプログラム
・PC-1500入門
■MZの活用
・マシン語・魔神語
・Z-80トレーサー
・コンピュータマージャン必勝作戦
■X1
・パソコンテレビX1登場
1982年3月号 (定価480円)
■特集MZ-700シリーズ活用
・S,Hu-BASICのBack upの方法
・Hu-BASIC講座
・テープ転送速度1200ボーから2700ボーへ
・リスト スーパーゴルフ
■MZ-80K/C/1200
・VDPボード使用でカラー化
・プリンタにセカンドキャラジェネを作る
・ハード入門
■MZ-80B/2000
・VDPボード使用でカラー化(80B)
・MZ-2000マシン語入力ツールの作成
・SPACE TRIPPER
■MZの活用
・コンピュータマージャン必勝作戦
・マシン語・魔神語
・あなたもできるビジネスパソコン
■X1
・周辺機器紹介
昔、パソコンが未だマイコンと呼ばれていた時代は、全体的に専門雑誌の発行部数も少なかったので、部数を上げる為かこういった色っぽい表紙の雑誌が他にも何冊かありました。 中でもOh! MZ誌は、まるでアニメ雑誌と見まごうばかりの表紙を採用した偏った雑誌だったと言えるでしょう。
この頃は本屋に並ぶ表紙も今よりはずっと健全(今不健全という意味では無いが)な上、マイコン雑誌も技術雑誌的な性格が強かったので、そういった比較的年齢の高い読者から、読者欄で毎回の様に「職場で読めない、何とかしてくれ」だの「本屋のエロ本コーナーに置かれていました」だのといった非難や報告が集中していました。 一方で、比較的若いアニメ世代の読者からは「素晴らしい表紙だ」といった賞賛する声も毎回同じくらい届き、正に賛否両論の表紙だったと言えるでしょう。
しかし、やはり真面目なマイコン雑誌にはそぐわないと判断したのか、あるいはスタッフ増強による単なる衣替えか、様々な物議を醸しだしたオークスターの表紙も1983年3月以降、雑誌が中綴じ形態から製本が変わったのと同時に終わりを迎えたのでした。
個人的には、こういうのは好き(笑)ですが、当時小学生の頃は「やらしい雑誌だ!」と思って避けてましたよ(とほほ)。
号によっては、表紙のバックストーリーが紹介されており、そのあらすじが掲載されていますが、・・・いや〜、読んでると恥ずかしくなってしまいました。 しかも、NHKとか木暮サーカスとか、固有名詞がバシバシ出てきて、それともこれは冗談で書いていたのでしょうか?(汗)。
ちなみに、Oh! MZ誌以外にもこの当時は、ASCIIの月刊ログイン誌が表紙を女の子モデルにしてたり(健全)とか猥褻(不健全)をテーマにした特集を組んでいたりとか、又徳間書店のテクノポリス誌ではヌードモデルの水着をコンピュータ・アームで脱がせたりとか、結構皆メチャクチャやってましたね。
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